8G(ゲージ)シリコンコードを5.5mmゴールドコネクタにハンダ付けする方法 |
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!!ヤケドに注意!! 8Gや10Gの太いシリコンコードをうまく半田付けするには熱量の大きなハンダゴテを使ってコードの中の銅線と コネクタを充分熱してやらないといけません。そのため、コードやコネクタが非常に高温になります のでヤケドには充分気をつけてください。 !!ショートに注意!! リポ電池に付いているコードをこの手順でコネクタ付けする場合は、金属を露出した作業が多くなり ショートする危険性が高くなります。作業時は余分な端子をテープ等で絶縁する「養生」をしっかり行い、不注意でショートさせないよう充分気をつけてください。 |
1. 5.5mmのゴールドコネクターに8Gのシリコンコードを半田付けする際、いつもの手順でシリコンコードを剥くと中の細い銅線が広がって、コネクタに入りません。 |
2. コネクタ付けの常識、「予備半田」をすると更に太くなってますます入りません。 | 3. ここからが裏技です。まずコードの全周からぐるりと半田を銅線にしみこませる感じで半田付けします。半田を「盛る」のではなく、充分熱を加えて被覆の中まで「しみこませる」のが肝心です。 写真で判るように、ハンダゴテの近くのシリコンコードが赤黒く変色していますがこれぐらい熱を加えないとハンダがコードの中までしみこみません。ビニールコードでは被覆が溶けてしまいますが、高温に耐えるシリコンコードでないと出来ない技です。 |
4. コードを充分冷ましてから、シリコン被覆の先端で銅線(半田がしみこんでいる)をピラニア鋸で切り落とします。 | 5. ノコギリで切り取ったあとの切り口です。 |
6. シリコン被覆をコードの先端から4〜5mm切り取ります。半田をしみこませていますので今度は銅線が拡がっていないはずです。 鋸で切ったときの「バリ」が出ている時はヤスリできれいに処理しておいてください。 |
7. これですんなりとコネクタに入りました。 |
8. ここからがコネクタへの本付け作業です。今度はヤニ入り半田をコネクタの穴から流し込みます。大きめのハンダゴテで充分熱してやるのがコツです。 | 9. 反対側の穴から少し出るぐらい半田を入れます。はみ出た半田は、コネクタが充分冷めてからヤスリで削り取ります。あとはシュリンクチューブをかぶせて完成です。 |