DLEエンジンの調整方法

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(危険)重大な事故の恐れがあります!
・エンジン運転時の安全管理はお客様の責任です。
・エンジン運転前にはエンジン各部にヒビやゆるみがないかネジにゆるみがないかなどの安全点検を行い、不具合があれば完全になおした上で運転を行ってください。
・回転中のプロペラに体が触れたり、物が当たらないよう、細心の注意を払ってください。
・イグニッションケーブル、プラグキャップ、プラグには高圧電流が流れます。点検の際はかならずイグニッション装置の電源を切ってください。
・エンジンが回っているままでのニードル操作はプロペラに接触するなどの危険を伴います。ニードルを調整する時は必ずエンジンを停止して行って下さい。
・運転中の事故、損害等につきましてはその原因、理由にかかわらずOK模型、販売店、製造会社は一切の責任を持ちません。

※ニードル調整には、僅かな回転数の変化を的確に把握できるオンボードタコメーター(品番47735)の使用をお薦めします。
(A)まず、アイドリング調整(Lニードルで調整)から始めます
@ H、Lニードルを共に全閉から1回転開けてエンジンを始動します。
A スロットルでエンコンをあおってみます。混合気が薄すぎるので吹きあがりでついてこないはずです。
B Lニードルを1/8回転あけて(左に回す)エンコンをあおってみます。薄すぎるとついてこないので、スロットルをあおってもついてくるまでLニードルを開けてゆきます。
C 吹き上がりでついてくるようになれば、アイドリングで回転が安定するようにLニードルを微調整。
D アイドリングにして30秒ぐらいで回転が徐々に上がるようであれば絞りすぎ(薄い)ですので、ちよっと開けます(左に回す)。
E 逆に30秒ぐらいで回転が徐々に下がれば開けすぎ(濃すぎる)ですので、ちょっと絞ります(右に回す)。
F 
どちらにしても、アイドリングからの吹きあがりのレスポンスで調整します。

(B)次にハイ側の調整(Hニードルで調整)をします
@ ハイ側で運転を続けて回転が落ちてくるようであれば絞りすぎです。Hニードルは今は1回転しか開いてないので、絞りすぎのはずです。
A フルハイで回転が落ちてこないところまでHニードルをあけて行きます。
B ハイで回転が一定になれば、素早くスロットルを閉じます。
C ここで、回転が落ちすぎる場合はHニードルがあけすぎ(濃い)です。つまり、アイドリング調整で1700回転で安定するように調整したのに、一旦1500回転ぐらいまで下がってしまう。しばらく待っていると、回転が上がってアイドリングする。こんな時はHニードルを1/8閉めてみます。
D 再びハイで5秒ほど回して素早く閉じます。すっとアイドリングにならない場合は、まだ開けすぎなのでHニードルをもう少し閉めます。
E これを繰り返して、すぐにアイドリングするまで調整します。

(まとめ)
@ 
ハイ側を最高回転に持っていくことは不要。ここがグローと一番違うところです
A レスポンスを重要視することによって調整が完了します。
B どちらにしても、辛い目から調整することがポイントです
C 
グローのように甘い目から絞り込んでいくと分かりにくいです。

(以上)

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